スマホにも対応!chatGPTの特徴から始め方まで丸ごと解説

OpenAIが2022年11月ChatGPTをリリースしてから、その高度な技術はあらゆる面で話題になってきました。人と同じように考え成長していく人工知能は、便利な一面があると同時に「考える力を奪うのではないか」とも言われています。

本記事では、ChatGPTとは何なのか、どんなメリット・デメリットがあるのか、どうに使いこなせばいいかを徹底解説します。

  • ChatGPTがどのようなものか知りたい
  • ChatGPTを活用できるようになりたい

こういった悩みを抱えている方はぜひ、記事作成センターにご相談ください。

chatGPTとは?

ChatGPTは、OpenAIが制作した人工知能の総称です。インターネット検索エンジンのように、結果を並べるだけでなく、会話しているように回答してくれるのが特徴です。

調べものだけでなく、料理のレシピや、翻訳・文書作成まで幅広い能力を持つ存在です。

chatGPTができること4選

ChatGPTを利用すれば、さまざまな問題が解決します。実際にどんなことができるのかを理解しないと、便利な機能を使いこなせません。
ここでは、できることを4つチョイスして解説します。

1.関数やプログラミングを自動生成

仕事で表計算ソフト使用している場合、ChatGPTへ関数記述を要求すると実行する関数を教えてくれます。ChatGPTを導入すれば、人材不足による作業効率の低下をカバーできます。

膨大なデータから必要な事項を抜き出して、自動でプログラミングを生成するなど、作業のサポートが可能です。

2.小説や記事の作成

小説や脚本・論文など文章の作成もChatGPTを利用すれば短時間で仕上げられます。とはいえ情緒を判断し文学的な表現をするのはAIは難しく、多少の手直しは必要になるでしょう。ビジネスでは、稟議書の作成やプレゼン資料なども、事例や参考文献を読み込ませれば簡単です。

3.テキストの校正・翻訳

ChatGPTは、従来の校正ツールに加えて、翻訳・要約などの処理タスク能力が秀でています。トランスフォーマーという技術を、ChatGPTはベースにしていますので、翻訳機能の精度が高いです。

4.日本語を使って会話形式で検索機能が利用可能

ChatGPTの魅力は、AIに話しかけて検索ができる点です。会話のスタイルも選べますから、何をどこまで聞きたいかでも答えが変わっていきます。チャット形式は、音声と文字入力から選べますので、好きな方法で質問すれば答えてくれます。

回答に対してさらに質問すれば、詳しい検索も可能になるので、自分が欲しい情報を確実に調べられるのも特徴です。

chatGPTは料金がかかる?

プラン名 料金 特徴
chatGPT Free Plan 無料 基本的な機能が利用可能
chatGPT Plus 月額20ドル(2023年5月現在約2,700円) 高度な機能、アクセス権が優先的に提供される

chatGPTは、Free Plan(無料)とchatGPT Plus(有料プラン)があり、アカウント登録後はFree Planが使えます。

chatGPT Free Plan(無料版)の特徴

基本的なChatGPTの機能である、プログラミングや文章作成、翻訳や構成機能が利用できます。トピックに関する質問に対して、自然な言葉で応答してくれるなど、検索するよりも分かりやすいのが特徴です。

初めてChatGPTに触れる方や、基本的な機能だけを使ってみたいのであればchatGPT Free Planで十分な効果を得られます。無料プランでは、毎月の利用回数が決まっている、高度なタスクには使えないなどの制限があるので注意が必要です。

chatGPT Plus(有料版)の特徴

長い文章や複雑な文法を扱えるようになるので、論文などの複雑かつ論理的な文章を作成できます。処理時間が高速になるので、多くのリソースを使用できるようになり、大量のデータを扱う業務やリアルタイムでの利用が便利です。

日本語はもちろんですが、多言語を使っての会話や職種に合わせた言語を取得するトレーニングができます。API利用回数が制限なく、ビジネスシーンで使いやすいようにカスタマイズ可能なモデルもあります。

万が一、問題が発生した場合には専門家のアドバイスが受けられるので安心して利用可能です。

chatGPTのメリット4選

chatGPTは、難しくて使いこなせるか不安に感じている方もいるでしょう。ここでは、4つのメリットについて詳しく解説しています。

1.さまざまな作業効率が向上する

業務の実用に多言語で対応できれば、翻訳の必要もなく、リアルタイムで商談をすすめられます。複雑な質問や疑問に対しても適切な回答が可能になっていますので、カスタマーセンターのチャットボットで重要な役割を担えるでしょう。

高度なタスクに対応できるようになったので、企画書や資料の作成や編集など時間がかかる作業の効率化が期待されます。

2.従来の検索よりもニーズに合った回答が得られる

検索エンジンでは、単語を入れるだけでも十分な回答が得られますが、ChatGPTを使うとさらに高度な調べものが可能になります。膨大なデータを網羅し、その中から最善な回答を導き出すので、キーワードを足せば、より分かりやすい答えが得られるでしょう。

ユーザー設定すれば、それに応じた答えが返ってきますので、同じテーマで複数のアウトプットを生成したい場合に有効です。

3.業務の自動化ができる

iPaaSを活用すれば、Gmailやスプレッドシート・SlackやChatworkなどの業務管理システムとの連携が可能です。表データの会社名を検索値としてChatGPTに送信し、リサーチ結果はスプレッドシートに反映させ社内共有できます。

業務の自動化によって、作業工数が削減できれば、ヒューマンエラーの防止にもなり人材不足解消にもつながるでしょう。

4.chatGPTの機能性がバージョンアップする

chatGPTは決して万能ではなく、間違った回答も多く、人的な修正が必要なケースが多々ありました。最先端技術により、自然言語によるコミュニケーションに対応することを目指しているのがchatGPTです。

自然に質問や会話を行うために、多様な情報源から学習・理解して回答を生成するため常に進化しバージョンアップしていきます。旧バージョンのGPT-3.5からGPT-4に進化し、誤回答の減少と安全性が高くなっています。

chatGPTのデメリット4選

メリットばかりが先行するchatGPTですが、デメリットを理解した上で利用を検討することが必要です。

1.虚偽の内容が回答される場合がある

ChatGPTは、インターネット上のテキストデータを読み込んで学習する知的AIです。

さまざまな情報を論理的に組み立て、自然言語処理能力を獲得しますが、完全に理解することは難しいと言われています。微妙な言い回しが増えたり、正確性に欠ける情報や回答が生成されてしまう例もあります。

2.サイバー攻撃の元凶となる

AIには違法行為に関わるような質問には回答しないという制限が設けられています。ChatGPTにも制限がありますが、特殊な指示やキーワードを与えることで、簡単にウイルスが作れる危険性があります。

実用的であるものの、安全策・セキュリティ面には不安が残り、改善の必要があるでしょう。

3.教育現場に悪影響を与える

国内でも問題になったのが、ChatGPTを使った論文や課題、読書感想文の作成です。学問的な理解を深めるには優秀なツールですが、論理的な思考能力や解決する力を奪ってしまうのではないかと言われています。

4.質の低い回答が含まれる

キーワードではなく、対話式で気軽に答えを求められるのが魅力でもあるChatGPTですが完璧な回答ばかりではありません。文字数指定をすれば、簡単な文章やプログラミング作成も短時間で完成します。

しかしながら、回答が毎回正しいわけではなく、聞きたいことが返答されないケースも少なくありません。

chatGPTの始め方

chatGPTはパソコンだけでなく、スマホやタブレットでも気軽に利用できます。アプリではありませんから、ダウンロードの必要もありませんし、基本的な機能は無料で利用できます。

chatGPTをパソコンで始める方法

1、OpenAI社のページにアクセスし、トップページ左中央「Try ChatGPT」をクリックします。

2、メールアドレスを入力します。GoogleやMicrosoftアカウント・Appleアカウントの利用も可能です。

3、名前・電話番号・国籍を記入し「Send code」をクリック。

4、登録したアドレスにOpenAIから、6桁の承認番号が記載されたメールが届きます。

承認番号を登録すれば、chatGPTを無料で利用できます。
データ使用やフィードバックの重要性が書かれたポップアップを確認、Next・Doneを順にクリックすればチャット画面に進みます。

chatGPTをスマホで始める方法

基本的にはパソコンと操作は同じです。
1、OpenAI社のページから入るか、ChatGPTからサインアップします。OpenAI社のページは、下までスクロールすると左下にOpenAI FEATURED ChatGPTがあります。

タップすると、左下に「TRY CHATGPT」がありますからこちらもタップしてください。以下はパソコンと同じ要領で登録すれば完了となります。

chatGPTの使い方

chatGPTにアクセスしサインインしたら、自分のアカウントであることを確認します。アカウントを選択すると、セキュリティ対策のため電話番号の入力が必要です。SMSで届いた、認証コードを入力してサインアップとなります。

無料版でも十分に活用できますが、誤回答を防ぐためには質問内容を明確にしましょう。

chatGPTの誕生により将来はどうなる?

自然言語処理技術の進歩によって、AI分野においては大きな変化となりました。ロボットのように形はありませんが、チャットで日常会話をできるようになれば、悩みを相談したりできる話し相手にもなれるかもしれません。

chatGPTを使った新サービスが生まれる

自然な会話ができる機能を使えば、語学教室なども可能になるでしょう。英会話はもちろん、日本語や韓国語、フランス語などあらゆる言語が自宅でスマートに学習できるのは便利なサービスです。企業的には、24時間体制のカスタマーセンターにchatGPTを利用し、顧客のストレスを軽減することもできます。

検索エンジンの覇権を奪い合う

マイクロソフト社の検索エンジン「bing」へ搭載など、技術が応用されたことで、今までよりも生活に密着した答えが出るようになっています。
ネット黎明期には開発競争が繰り広げられていたように、chatGPTを使った検索エンジンが今後は増えると予想できます。

グーグルもチャットボットAI「Bard」を発表し、今後はアップル・アマゾン・米メタも参入するのではと言われています。中国のバイドゥやテンセントなども名乗りをあげているなど、世界的な大手を巻き込んだ検索エンジン競争が再燃する可能性もあるでしょう。

まとめ

ChatGPTは文章の作成が簡単にできる一方で、誤った情報が拡散されるリスクの上昇や、思考力や判断能力の低下につながるのではといったことが危惧されています。便利なツールを、それだけに終わらせないために、私たち自身が情報の正確性を判断する力を養っていく必要があるでしょう。

  • ChatGPTの使い方が分からない
  • ChatGPTを使って効率よく仕事を進めたい

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